月は誰のもの

2012/08/24
戴きものの小さなムーンストーンラフカットです。

ムーンストーン_メキシコ (1)

ほのかなピーチベージュ。シフォンのような控えめ透明感。

ムーンストーン_メキシコ (2)

私の撮影ではそうは見えないですが、なんとも品のある、とても存在感のある石です。
ムーンストーン=月の石じゃなくて月(の光)のような石ですね。
当の「月の石」が世間に話題になったときをよく覚えています。
ええ、私が生まれたときには、まだ人類は月に行っていませんでしたよっ#

題名はちょっと忘れてしまったが、幼い少年少女の交流を描いたヨーロッパ映画で、一方通行のロケットに乗せられたライカ犬に主人公が心痛める描写が印象的だった(実際は単純な同情ではなく自分の存在に重ね合わせてのことだった気がする)
「ライトスタッフ」では宇宙飛行士たちと「宇宙へ行くだけが能じゃないぜ」とばかりに宇宙飛行士を拒み人類初の音速を超えたパイロットとの対比が印象的だった(BGMがチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲にそっくりなのよね)
宇宙事故から無事生還するおっさんたちを描いたアメリカ映画・・・ああもう題名が出てきませんね;
あれを見たときは「ああ、もう宇宙はSFとして語られる時代じゃないんだな」と何とも言えない気分になった。
原作もアニメもそれなりに違う味わいでよくできていた「プラネテス」もSFというカテゴリでは少々違和感があるくらい。
最近では映画やアニメにもなった「宇宙兄弟」はもはや家族で安心して見られる。
宇宙を目指すことが「何バカな夢みたいなこと!」と一蹴されて終わりでもなくなった時代にさえなった。

配信で「MOONLIGHT MILE」というアニメを見てた。
原作は漫画らしいが掲載雑誌は男性向けなのでさすがに知らなかった。
世界中の有名どころの山を制覇した登山家の青年二人が次に目指す場所を「月」と定め、それぞれの違った立場、違ったやり方でその目標(夢という感じとは違うよね)を達成していくのだけど・・・
もう「現実」となった宇宙開発にはすでに夢もロマンもない。
もちろんこの世の科学技術の発展の行き着く先、その最終目標は軍事利用であるという悲しい現実はわかっているけれど、宇宙もまた政治と軍事が支配する場所になってしまった。
(作品は面白いですよ)

人間は権力者とは、何がしたいの。
ここを失ったら何もなくなってしまう地球を痛めに痛めつけ、そのうえ宇宙に月に何をそんなに欲するの。
最後にその全部を手中に治めたらなんだというの?
もちろんそんなことも考えてないのだろう。政治や軍事のトップというのはただ、自分がその位置にあるときに、自分の名で何が歴史に残るかということだけなんだろうね。
それが決してほめられたことでなくても構わないわけで。名声っていうのはそういうものなんだろうか。凡人には理解しがたいけれど。

すでに地球の周りはデブリで土星のごとく輪ができているといわれる。
どこまで汚していけば気が済むんだろう。そのうち月には巨大はごみ処理場でもできるんだろうか。

月が、晴れた夜空を見上げて愛でるものであった時代は遠くなってしまうのかもしれない。
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蝶石 | 磨かなくたって

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